こんにちは、当サイトのワキガ対策アドバイザー、スミカです。
ワキガ1号、ミノルです!!
タエです。
(2号って言わなかった・・・)
(言うわけないでしょ・・・)
ワキガと聞くとあなたはどんなイメージを持つでしょう・・・
もしあなた自身がワキガに悩んだことがないなら、
もしかして・・・こんな風に思ったことあるかしら?
『クサイ』
『不潔』
『ちゃんとケアして欲しい』
『指摘しづらい』
『近づかないでほしい』
『テロだ』
・・・ワキガの人はもう涙目ね。
存分に泣いていいわよ。
二人のなき絵
これらはネット上で「ワキガ」と検索したときに出てくる、否定的なコメントを集めたものよ。
世の中にはいろんな悩みや困りごとがあるわよね。
その中でも体臭というのは、ひときわ否定的な感情をもたれやすい現象なの。
ワキガもそのひとつ。
悲しいことに、上のコメントのように無条件に疎(うと)まれてしまうことが多々あるわ。
でもね・・・
そもそもワキガというのは生まれついての体質なの。
当たり前だけど、本人はなりたくてなってるわけじゃないわ。
それに他の体臭とはメカニズムが違っていて、
たとえ人並みに清潔にしていても、特別な対策をとらないかぎり、あの独特なニオイは抑えられないのよ。
それだけじゃないわ。
そもそも本人が自分のワキガのニオイに気づいていない、ってケースもとても多いの。
幼いころからニオイを身にまとっているから、いつのまにか鼻が慣れてしまっているのね。
しかもまわりは気を使って何も言えない。
そのせいで事態がいよいよ深刻化してから、見かねた周囲によって知らされる、なんてことも起こってしまう。
恐ろしいことよね。
毎日ちゃんとお風呂に入って、いい匂いのするオーガニックのボディソープを使って、汗対策のデオドラント品もいつも持ち歩いて、
ニオイケアはばっちりです!
なんて言ってた人ですら、
ある日突然
「ワキガクサいです」
って宣言されるのよ。
「クサい」っていうのは最凶の人格否定だと思うわ。
「デブ!」だとか「ハゲ!」って言われても、
「あんたに迷惑かけてないんだからいいじゃん!」って開きなおる道も残されてるけど、
「クサい」っていうのは「こっちにこないで」って言っているのと同じだからね・・・
世の中は日に日に清潔志向が強くなってるし、みんなどんどんニオイに敏感になってる。
最近ではスメルハラスメントなんて言葉も流行ったりして、
ひとりひとりのニオイケアは、もはや社会に対する責任と考えられつつあるわ。
残念ながらワキガもそこに含まれるというのが事実…
私の個人的な意見としてはね、
世の中の人に、ワキガの辛さをもっと理解してほしい
って、心から思う。
でも、これだけニオイに敏感な社会のなかで、
いくら体質だろうが本人の意思とは関係なかろうが、
ワキガがマイノリティとしての権利を得られる望みは・・・いまのところ薄いわ。
けれどね、
だからといって諦めてほしくない。
ワキガなんかに振り回されないでほしい。
なにより、
ワキガには ちゃんとした対策方法があるの。
生まれつきの体質をどうこうすることができなくても、
一番の問題であるニオイを改善する方法はあるのよ。
原因をしっかり理解したうえで効果的なワキガ対策をすれば、
いずれあなたも「今、自分はニオっていない!」という自信を持てるようになる。
この「自信を持つ」ことが、ワキガと向き合う上でいちばん大切なことだと思うわ。
このページではワキガ対策に必要な知識を、できる限り網羅するように努めています。
かなり読みごたえのある内容だと思うけど、ちょっとずつ読み進めたり、くりかえし読んでみたり、
きちんとあなたのものにしてほしいと思うわ。
知識は、なにより自信につながるからね。
というわけで、さっそく勉強していきましょう!
目次
ワキガ対策の第一歩は原因を知ることから
絵
ワキガは、いくつかの原因が重なり、影響しあうことで発生しています。
当サイトANAWAKI(あなわき)では、それらの原因をしっかり理解することが、
正しいワキガ対策の第一歩だと考えています。
「ワキガの6つの原因とメカニズムを徹底的に解説!」ではこれらの原因についてより詳しく説明しました。
時間がない!という人のために、ここでもワキガの原因について簡単におさらいしておきましょう。(「ワキガの6つの原因とメカニズムを徹底的に解説!」をすでに読んだ方はとばしても大丈夫ですよ >ワキガ対策の章までスキップ< )
ワキガと汗
エクリン腺とアポクリン腺
ワキガと切っても切れない関係にあるのが、やはり「汗」です。
ワキガ対策をする上で、汗のメカニズムを知ることはとても大切です。
人間の体には2種類の汗腺(汗の出るところ)があります。
ひとつはエクリン腺、もうひとつはアポクリン腺です。
まずエクリン線は全身にあり、この汗腺からでる汗は99%が水分です。
ほとんどが水分のため、汗の質感はどちらかというとサラサラしています。
暑いときにかく汗や、手足にかく汗など、
みなさんが一般的に想像する汗はこのエクリン線から出る汗です。
一方のアポクリン腺は
耳の穴、脇の下、乳首、陰部などにあります。
アポクリン腺から出る汗は、水分量が70~80%と少なく、粘り気があるのが特徴です。
水分のほかには、脂質、たんぱく質、糖質、鉄分、アンモニアなど、いろいろな成分が含まれています。
実はこのアポクリン腺から出る汗こそがワキガの原因なのです。
人間の皮膚の表面には常在菌とよばれる無数の細菌が存在します。
常在菌には種類があり、良いはたらきをするものもいれば、悪いはたらきをするものもいます。
たとえば、とある常在菌は、汗や皮脂の成分を分解してクリーム状のバリアを形成します。
このバリアが肌のうるおいを保ったり、外部の有害な菌から皮膚を守るのです。
一方で、ジフテロイド菌と呼ばれる常在菌は、アポクリン腺から出る汗に含まれる成分を分解する際に、非常に強いニオイを発生させます。
このニオイがまさにワキガのニオイなのです。
汗は常在菌によってニオイをはなつ
汗は汗腺の中にいるあいだは無臭です。
しかしいちど体の外に分泌され、常在菌に分解されて発酵することでニオイが発生してしまうのです。
納豆やキムチといった発酵食品は、菌によって分解され発酵することで、独特なニオイがする。というのは聞いたことがあるのではないでしょうか。
この作用は実は人間の体でも起こっています。
これはアポクリン腺に限らず、エクリン線や皮脂腺も同様です。
たとえば、エクリン腺から出た汗を放置すると、いわゆる汗くさいニオイが発生しますし、皮脂線から出る皮脂は、アブラ臭さや加齢臭の原因にもなります。
これらは全て、体から分泌された成分が、常在菌により分解されて発生するニオイです。
しかし、アポクリン腺から出る汗には
脂質やたんぱく質など、ジフテロイド菌のエサとなる成分が多く含まれています。
この ”アポクリン腺から出た汗が、ジフテロイド菌により分解されたニオイ” は、他と比べてもかなり強烈です。
このニオイは非常に独特で、
玉ねぎのニオイ、ネギを束ねたニオイ、スパイスのニオイ、鉛筆の芯のニオイとも表現されます。
「ワキガは体質」とスミカ先生も言っていましたが、
ワキガの人は生まれつきアポクリン腺の数が多く、またジフテロイド菌の生息数も多いという遺伝的特徴をもっているのです。
ワキガは遺伝的体質で、親から子供へ遺伝します。
親御さんのどちらか片方がワキガだった場合は50%の確率、
両親ともワキガだった場合は80%の確立で子供に遺伝するの。
自分がワキガかもしれない、と感じた人はまずご両親に聞いてみるのもいいでしょう。
もしどちらかがワキガだったら、きっとその辛さはよくわかってくれるし、助けになってくれるはずよ。
ワキガと食生活
食生活もワキガのニオイを悪化させる原因のひとつです。
さきほど説明したように、
汗に含まれる脂質やたんぱく質が、常在菌により分解されることで、ニオイは発生します。
ということは、普段からジャンクフードやお肉ばかり食べていると、
汗からでる脂質やたんぱく質の量が増え、ワキガのニオイが悪化してしまうのです。
また、偏った食生活は、アポクリン腺だけでなくエクリン腺や皮脂線の分泌にも影響します。
つまりワキガだけでなく、すべての体臭が強くなってしまう原因となるのです。
これについてはワキガ体質でない人も同じです。
近年では、食生活の欧米化にともない、野菜を食べる量が減り、お肉や脂肪分をたくさん摂るようになりました。
このような食生活が、ワキガの増加や低年齢化を促しているとも言われており、
早ければ小学生からワキガになってしまうケースも増えています。
ワキガの低年齢化については、昔に比べて子供たちもニオイに敏感になっている、というのもひとつの理由だと思うわ。
昔はみんな外で泥や汗にまみれて遊んでいたからね。
いずれにせよ、野菜不足や偏った食生活が体臭を強くしてしまう事は間違いない。
アンバランスな食事は肝臓や胃腸にも負担をかけてしまう。
肝臓の解毒作用や胃腸の消化力が弱まると、分解しきれなかった成分が汗と一緒に出てしまって、ニオイの原因になってしまうの。
医食同源。
バランスのとれた食事は全ての悩み解決に通じることを覚えておいて。
運動不足はワキガを悪化させる
汗はワキガの直接的な原因ですが、
汗はかかなければかかないで汗腺の機能が弱ってしまい、質の悪い汗が出やすくなってしまいます。
ここでいう質の悪い汗とは、たんぱく質や脂質を多く含んだニオイやすい汗のことです。
汗腺はもともと、必要な栄養素が汗といっしょに流れすぎるのを防ぐ、フィルターのような機能をもっています。
普段からよい汗をかいている人は、このフィルター機能も鍛えられているのです。
もちろん、運動などでこまめに汗をかく習慣を作っていれば、本当にいらない成分はそのとき一緒に流れていきます。
これにより、体内や汗腺に不要なニオイ成分が溜まらなくなるのです。そうすれば、ニオイ成分をたくさん含んだ汗が一度にどっと出る、ということはなくなるでしょう。
汗を全くかかない生活をしていると、汗腺の機能が弱まるわ。
たとえば汗をかくのが嫌だからって、クーラーの効いた部屋でずっと過ごしていると、
たまにかいた汗がすっごく嫌なニオイになっちゃうのよ。
ストレスや疲労もワキガを悪化させる
ストレスもワキガを悪化させます。
一時的なストレスやプレッシャーは、アポクリン腺とエクリン腺の両方から汗を出させます。
これは緊張を感じると交感神経が刺激されてしまうためです。
「手に汗握る」や「アブラ汗をかく」といった表現は、実際におこる生理現象をそのまま表したものなんですね。
また慢性的な疲労も、消化器官のはたらきを低下させ、汗の質を悪くしてしまいます。
「病は気から」と言いますが、精神状態と健康状態は密接な関係にあります。
このどちらかが不健全な状態にあると、ニオイにも影響してしまうのです。
ワキガは本当に悩みや不安との戦いだからね…
だからワキガに悩むことで、よけいにワキガが悪化するなんて悪循環が起きてしまうのよ。
オススメのワキガ対策
ここまででワキガの原因についておおまかに解説してきたんだけど、
なんとなく理解できたかしら?
ざっと箇条書きにすると、次のような感じね。
ワキガの原因1.ワキガの元になるのは、主にアポクリン腺から出る汗
2.汗は常在菌による分解でクサくなる
3.ワキガは生まれつきの体質である
4.偏った食事によりワキガのニオイは悪化する
5.運動不足によりワキガのニオイは悪化する
6.ストレスフルな生活もワキガのニオイを悪化させる
このようにANAWAKIでは、ワキガの原因、またはワキガを悪化させる原因を6つに分類しているわ。
6つも原因があるかと思うと、多いように感じるかもしれないわね。
でも要するに、
ニオイにつながる成分を摂りすぎている
↓
ニオイ成分が出やすい生活を送っている
↓
ニオイ成分が、アポクリン腺や皮脂腺から余分にでる
↓
常在菌によって分解されてワキガのニオイをはなつ
というシンプルな流れに集約できると思うの。
この流れをシャットダウンすることが重要よ。
そのためには6つの原因ごとに個別の対策をとることで、何倍もの効果が得られるわ。
それでは早速だけど、どういったワキガ対策が効果があるのか、
ズバリ結論から言ってしまいましょう!
ワキガは生まれつきの体質である
1. 手術やレーザー治療などでアポクリン腺を摘出、または不活性化させる!
ワキガの元になるのは、主にアポクリン腺から出る汗
2. ワキガクリームを使って脇の汗を集中的に止める!
汗は常在菌による分解でクサくなる
3. ワキガクリームを使って脇の下の常在菌を殺菌する!
4. 衣類の抗菌スプレーで服にニオイがうつるのを防ぐ!
食生活の乱れによりワキガのニオイは悪化する
5. 食物繊維をたくさんとってデトックス効果を高める!
運動不足によりワキガのニオイは悪化する
6. 運動、またはそれに変わる方法で習慣的に汗をかく!
ストレスフルな生活もワキガのニオイを悪化させる
7. 悩みすぎず、よく寝ること!
(悩みすぎず、よく寝ること・・・・)
(夏休み前の校長先生のお話くらいぶっきらぼうだな・・・)
なんだか異論がありそうな顔してるわね。
わかってるわよ。
どうせ悩み過ぎずよく寝ること!
のくだりでしょ。
まぁ、確かにちょっとざっくりすぎかもだけど・・・
ワキガと向き合う上で、ストレスやメンタルってとても重要なことなの。
一言ではとても言い表せない部分があるから、これについてはちゃんと後で説明するわ。
それでは気を取りなおして、具体的なワキガ対策を説明していくわね。
ここで紹介する対策は、ワキガのメカニズムと整合性が取れていて、なおかつ根拠のあるものを選んでいるわ。
私自身や私の知人が実践しながらアレンジも加えて、とくに効果のあったワキガ対策よ。
ワキガはきちんと対策すれば必ず治せる症状だから、ぜひ試してみてね♪
ワキガ対策その1.
手術やレーザー治療などでアポクリン腺を摘出、または不活性化させる
ワキガは遺伝性の体質です。
ワキガの人は生まれつきアポクリン腺の数が多い、あるいはアポクリン腺が大きいという特徴を持っています。
現在の医療では、飲み薬などでこれらを完全に治すことはできません。
しかし 手術やレーザー治療によって、アポクリン腺そのものを取り除くことは可能です。
近頃は、技術が進んだことにより治療の種類も増え、安心感もましているようです。
しかし、手術でワキガを治すには、それなりのリスクやデメリットもあります。
ワキガを手術で治すリスク
まずひとつは、価格が高いということです。
一般的な切開手術でも、両ワキで30万~50万円の治療費がかかります。
ワキガが活性化しやすい若い世代には、かんたんに支払える金額ではありません。
また、一回で完治する保証もありません。
次に、手術あとが残ってしまう、という点です。
最近ではミラドライや超音波吸引法など、手術あとの残らない治療法も登場しています。
しかしこれらの治療法は、切開で汗腺を直接取ってしまう方法にくらべて、
ニオイの除去率 (=汗腺の除去率 )は低いといわれています。
汗腺の除去率がもっとも高いとされる直視下摘出法や皮下組織削除法でも、
ワキにメスを入れたり、小さな穴をあける必要があります。
そのため、どうしても小さなキズあとが残ってしまうのです。
また、中高生などの成長期にワキガが発生してしまった場合、すぐに手術に踏みきるのは待ったほうが良いでしょう。
成長期はアポクリン腺の活動も活発で、手術で取り除いても再生してしまう恐れがあるためです。
根治療法としての手術
さてここまで、手術でワキガを治療することのリスクをいくつか挙げてきました。
ですが、 いちど治療が成功すればその後一切ケアする必要がない、
というのもまた、手術でしか得られないメリットなのです。
ワキガ手術はどうしても医師の技術しだいで結果が左右されるため、リスクの高いイメージがありました。
それでも近年はいろいろな治療法が開発され、そのリスクも減っています。
治療費についてご両親の協力を得られたり、まずはどんな治療法があるのか知りたい、
という方は専門医に相談してみるのも良いのではないでしょうか。
ワキガ対策として手術を検討することの最大のメリットは、
専門医のアドバイスを受けられることだと私は思うわ。
ワキガは人によって程度が全然違うし、
そもそも自分が本当にワキガかどうかもわからない、
という人も多いと思うの。
そんな時は専門医に相談するのも手じゃないかしら。
良いお医者様であれば、あなたに合わせたベストの方法を考えてくれるし、仮に手術が必要なければ、必要ないとはっきり言ってくださるはずよ。
治療費や心理的負担などの問題がクリアできれば、手術やレーザー治療はワキガ対策として最良の手段といえるでしょう。
しかし、ワキガは何も根絶治療だけが全てではありません。
毎日のケアでニオイをコントロールすることで、ワキガとうまく付き合っていく、という方法もあるのです。
デオドラント製品なども日に日に進化しており、効果も信頼のおけるものが増えています。
もちろん、お金をかけること以外にもできることはあります。
手術を検討するのは、まずはそれらを試してからでも遅くないと思いませんか?
ワキガ対策その2.
ワキガクリームを使って脇の汗を集中的に止める
手術以外のワキガ対策を考えた場合、真っさきに思いつくのがデオドラント製品ではないでしょうか。
世の中にはたくさんのデオドラント製品があります。
スプレータイプのものから、スティック状のもの、石を直接こすりつけるもの、はたまた飲む錠剤タイプのものまで・・・
ワキガ対策として初めてデオドラント製品を購入するひとは
いったいどれを選べばいいかわからないですよね。
それどころか、「いろいろ試したのにどれも効果がなかった」
という声さえ聞きます。
しかし、繰り返しになりますが、ワキガにはちゃんとした原因があります。
きちんと原因を知れば、ワキガ対策としてデオドラント製品に求められるものは何か、
自分で判断できるようになるでしょう。
すでにワキガの原因は大きくわけて6つであると説明しました。
遺伝的体質という根本的な原因を除くと5つです。
そのなかで、もっとも直接的な原因はやはり「汗」と「常在菌」です。
「汗」と「常在菌」さえしっかり対策できれば、ワキガのニオイのほとんどは解決できるといってよいでしょう。
つまり、ワキガ対策としてのデオドラント製品に求められるのは
「汗を止める制汗力」
「常在菌の繁殖をおさえる殺菌力」
ということになります。
それをふまえると、やはり圧倒的にオススメなのが、
ワキガ専用クリームです。
なぜワキガ専用クリームなのでしょうか。
まずは「制汗力」からみてみましょう。
ワキガクリームの「制汗力」
下記はワキガ専用クリームの成分の一例です。
【ワキガクリーム成分一覧 (例:デオシーク)】
パラフェノールスルホン酸亜鉛、イソプロピルメチルフェノール、架橋型メチルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、PEG-9 ポリジメチルシロキシエチル ジメチコン、架橋型ポリエーテル変性シリコーン混合物、メチルポリシロキサン、セリサイト、メチルハイドロジェンポリシロキサン、イソノナン酸イソトリデシル、精製水、塩化ナトリウム、クエン酸ナトリウム、エタノール、フェノキシエタノール、1,3‐ブチレングリコール、ジエチレントリアミン五酢酸五ナトリウム液(40%)、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、セージエキス、カキタンニン、架橋型シリコーン・網状型シリコーンブロック共重合体、シャクヤクエキス、ドクダミエキス、アマチャエキス、ユキノシタエキス、海藻エキス(5)、加水分解シルク液、l-メントール
う、うわぁ〜
マトリックスのあれみたい
(マトリックスのあれ)
確かに、非常にたくさんの成分が含まれていて、混乱しそうですね。
でも、このような成分一覧を見るときにはひとつルールがあります。
ちゃんと効果が認められている成分 (有効成分)、または成分量の多いものが最初のほうに表記される、ということです。
【ワキガクリーム成分一覧 (例:デオシーク)】
パラフェノールスルホン酸亜鉛、イソプロピルメチルフェノール、架橋型メチルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、PEG-9 ポリジメチルシロキシエチル ジメチコン、架橋型ポリエーテル変性シリコーン混合物・・・
そう、成分一覧の最初に出てくる
パラフェノールスルホン酸亜鉛
これこそが、制汗力の有効成分。汗を抑える成分なのです。
パラフェノールスルホン酸亜鉛とは、金属塩の一種で、収れん剤として使われています。
収れん剤というのは汗に含まれるたんぱく質や皮膚の粘膜と結合して膜(まく)を作り、汗腺を閉じるフタのような役割をするものです。
実はデオドラントスプレーや他の制汗剤にも、これと同じような効果をもつ成分が含まれていることがあります。
しかし、実際の制汗力ではワキガ専用クリームが圧倒的に優れているのです。
その理由は二つ。
まずひとつ目は、当たり前ですがワキガクリームは直接肌に塗ります。
そのため、ムラなくしっかりと汗腺に浸透するので、効率よく汗腺にフタをできるのです。
そもそもクリームの性質上、簡単には汗に流れないというメリットもあります。
ふたつ目は保湿成分です。
効果の高いワキガ専用クリームには、
ヒアルロン酸や植物由来の保湿成分など、たくさんの美容成分が含まれています。
ニキビケアなどではもはや常識ですが、
お肌は洗ったまま放置すると、乾燥してよけいに汗や皮脂を分泌します。
これは脇にも言えることで、
たとえ清潔にしていても、乾燥したまま放置しておくと、ニオイのもととなる汗や皮脂が増えてしまうのです。
様々な美容成分がしっかりと肌を保湿することで、余分なニオイ成分が出るのを防ぐ。
これもまたワキガクリームの制汗力を高めているポイントです。
スプレータイプの使いすぎに要注意
ちなみにワキガ対策として制汗スプレーを使っている人は要注意です。
制汗スプレーから出るパウダーは肌への浸透力が足りず、汗を止める時間が短い傾向にあります。すぐに効果が薄れてしまうためにくり返し使いたくなりますが、これも実は肌に良くありません。
制汗スプレーを使うとひんやりとした心地よい感覚がしますよね。
これはスプレーの圧縮ガスの作用が皮膚の温度をうばうことで、清涼感を与えているのです。しかし繰りかえし使うと、この冷却作用が汗腺に刺激を与えてしまい、よけいに汗をかいてしまう原因にもなるのです。
もちろん、特にワキガ体質ではない、という人が一時期的な汗ケアのために使用するのにはとても便利なアイテムです。
しかしアポクリン腺から出るべとついた汗には効果が薄く、ワキガの人にとっては正直メリットはありません。肌に刺激をあたえないクリームタイプのほうが良いでしょう。
クリームタイプのものは汗に流れにくいし、汗を止める時間が長いのもメリットよ。
強力な制汗作用と、ついでに美容効果も期待できるのがワキガクリームの良いところね。
そして、もうひとつ。
こういったワキガクリームを使い続けているうちに、
脇汗そのものの量が減った、という口コミが結構あるのよね。
残念ながらこのメカニズムについては、科学的にまだ実証されていないんだけど、
パラフェノールスルホン酸亜鉛の効果で汗腺そのものが退化するという説と、ワキガクリームに含まれるセージなどの天然成分によるものという説があるわ。
ANAWAKIでオススメしているワキガ専用クリームは、デオシークという製品です。
(デオシーク写真)
デオシーク詳細ページ
デオシーク公式ページ
いろいろあるなかでも特に効果の高いワキガクリームが数種類あって、正直、それらに含まれている成分には大きな差がないの。
もちろん個人の合う合わないはあると思うけど、
どれも必要な有効成分はちゃんと含まれているし、あとは好みの問題になるわ。
手ざわりや、香り、容器なんかの好みね。
デオシークをオススメしているのは、
それらの製品の中でもボディシャンプーがセットでついててコスパがいいのと、もし効果がなかった場合にいつでも全額返金してくれるという点。
あと、割と新しい商品なのに、良い口コミもかなり多いのよね。もちろん実際の効果はANAWAKIでも実証済みよ。
迷ったらデオシークを選んでおけば間違いない、って感じね。
それでは次に、汗を止めるのと同じくらい大事な、常在菌の対策について見ていきましょうね。
ワキガ対策その3.
ワキガクリームを使って脇の下の常在菌を殺菌する
汗を抑えるのと同じように重要なのが、常在菌の殺菌です。
汗はもともと無臭であり、常在菌に分解されることでニオイが発生することはすでに説明しました。
でも、そもそもニオイのもとである汗を完全にとめてしまえば、常在菌を気にする必要もないのでは?という考えも浮かびそうですよね。
しかし、たとえワキガクリームであっても、汗を100%止めることはありえない、というのが実情です。
仮に技術的にそういった製品を作ることが可能だとしても、それほど強力な制汗作用は人体にとって健康的なものとは言えませんし、メーカーもそのようなものを作るはずがありません。
それゆえ、
「適度に汗を止める効果があり、なおかつ常在菌の繁殖を抑える殺菌力を持つこと」
これこそがワキガ対策の絶対条件なのです。
ワキガクリームをお勧めしている一番の理由はここにあります。
強力な制汗力と、確かな殺菌力を持ちながら、そのどちらも肌に優しいレベルでの配合になっているのがワキガクリームの強みです。
ちなみにワキガクリームに含まれる殺菌作用の有効成分は イソプロピルメチルフェノールという成分です。
成分一覧表ではパラフェノールスルホン酸亜鉛の次、2番目に記載されていますね。
イソプロピルメチルフェノール (シメン5オールとも呼ばれる) は、他の殺菌成分と比べても効果が高く、ニキビケア品などにも含まれるとてもポピュラーな殺菌成分です。
もちろんデオシークにも含まれていますし、そのほかのワキガクリームを選ぶときでも、成分表に含まれているかぜひ確認してみてください。
ワキガクリームを使うタイミングは、お風呂に入ったあとがオススメです。
きちんと水気を拭きとってから、よく染み込むように優しく塗ってあげてね。
ニオイが強めの人や、効果の持続時間が不安な人は、朝出かける前にもういちど使うのもアリよ。
ウェットティッシュや濡れタオルで汗を拭きとってから使うのが鉄則よ。
使いはじめの頃は、お風呂のあとと、朝出かける前の、1日2回。
慣れてくるとお風呂のあとの1回だけでいいでしょう。
使い続けているうちに、週に2〜3回使うだけでニオイが抑えられるようになった、という報告もあるわ。
もちろん個人差もあるし、ワキガの程度に合わせて調節していってね。
お風呂あと、絵
ワキガ対策その4.
衣類の抗菌スプレーで服にニオイがうつるのを防ぐ
すでに紹介したワキガクリームを1日2回塗ることで、汗と常在菌はほとんど対策できます。
必要以上に塗りすぎるのはオススメしませんが、
暑い日など汗が気になる時は、日中にもういちど塗ってもよいでしょう。
汗が出はじめてから、ニオイが発生するまでは少なくとも1〜2時間かかります。
常在菌が汗を分解して、発酵するのにかかる時間ですね。
朝塗ったワキガクリームの効果が薄れて、汗がでてきたと感じたら、まずは市販のウェットティッシュなどでていねいに拭いてください。そのあとワキガクリームを塗ってあげれば、ニオイを心配する必要はないでしょう。
この時、急な汗に間に合わず、服に汗がついてしまうこともあるかと思います。
注意したいのが、実はこのとき常在菌もいっしょに服に移っているということです。
アポクリン腺から出る汗は水分以外の成分が多く、いちど服についてしまうとなかなか取れません。
これをそのままにしておくと、皮膚と同じように服でも常在菌による分解が進み、ワキガのニオイを発生させてしまうのです。
ここでひとつ、興味深い話があります。
たとえばワキガクリームなどのワキガ対策を何もしていないとしましょう。
このとき、周囲の人が感じるワキガのニオイの大部分は、実は服から発生しているニオイだと言われているのです。
衣類は繊維でできており、空気にふれる表面積が広いため、ニオイが伝わりやすいのは事実です。
衣類の殺菌について
もちろんしっかりと脇を直接ケアできていればなんの問題もありません。
しかし先ほど説明したように、ふとした瞬間にニオイのもとが衣類に移ってしまうことはあります。
脇自体の対処は、すぐに拭いてワキガクリームを塗ればよいだけなので、さほど手間はかかりません。ですが着ている服ともなると、すぐに別の服に着替えたり、洗濯したり、とはいかないはずです。
この対策方法として紹介したいのが、衣類の抗菌スプレーです。
衣類の抗菌スプレーは、常在菌が嫌がる環境を擬似的に作りあげます。
事前に衣類にふりかけておくと、たとえ汗がついても、常在菌が衣類にうつるのを嫌がるのです。もちろん常在菌がいなければ、嫌なニオイを発することもありません。
ワキガクリームとセットで使えば、もはやニオイが発生する余地はないと言っていいでしょう。
最近ではワキガクリームに無料で付いてくることも多いので、ぜひ併用してみてください。
ヌーラなど、より消臭に特化した衣類の抗菌スプレーも登場しているわ。
そもそもワキガの人の本当の悩みは「人にクサイと思われたくない」ということよね。
ということは、人にニオイを伝える大きな原因である衣類を対策できれば、そもそも肌を直接ケアする必要はない、という声もあるほどよ。
おおお、なるほど!
たしかに、肌よりも服のほうが、空気に触れている面積は大きいですもんね。
なんだか目からウロコだな・・・
そうね。
でもね、ちょっと注意して欲しいんだけど、
衣類の消臭オンリーだと、どうしても服の隙間から自分の脇のニオイがしてしまうのよねぇ・・・
「ニオイを感じているのは自分だけ」というのを頭でわかっていても、どうしても不安になっちゃう・・・
それに、ワキガの原因になる常在菌ってけっこうしぶとくてね。
スプレーだけでワキガ対策しようと思うと、結構たくさんスプレーしないといけないのよ・・・
たくさん使いすぎちゃって、結局コスパが悪い、なんてことになりかねない。
あくまで、 ワキガクリームの補助として使うのが個人的にはオススメよ。
さ、少し長くなっちゃったから、ここでいったん区切るわね!
次のページでは、食事や運動といった、生活習慣を変えることでワキガを改善する方法を紹介するわ。
それからもちろん、ワキガと向き合うための考え方、についてもね。
どれも お金をかけずにすぐできる方法だからチェックしてみて!
[…] さぁそれではこのページでは、【完全版】ワキガ対策7選で紹介したワキガ対策に引き続き、 […]